上田 道と川の駅 おとぎの里公式HP
アイキャッチの後方に映っているのは岩鼻と頂上にある千曲公園です。
基本情報
- 所在地:上田市小泉字塩田川原2575-2
- 問合せ:0268-75-0587
- 開館時間:9:00~18:00
- 駐車場:普通66台、大型25台、身障者用2台、二輪車用、臨時P300台 ※駐車場・トイレ、喫煙室は24時間利用可能
- ドッグラン:利用可能時間日の出~日没まで、無料
- 休館日:無
信州の馬と鹿のお肉で作られた「馬鹿バーガー」馬鹿バーガーだより(公式HP)
この日は、お食事処「岩鼻」で販売していました。バンズは米粉を使っており、もっちりしっかりしてます。具もたっぷり入ってて、まるで家で作った贅沢バーガーのような仕上がり、しかもドリンクが無料でつきます。馬鹿バーガー500円、大馬鹿バーガー600円とお得です。
夏は花火大会をしたり、川遊びの家族連れでとても賑やかになるそうですよ。
川の駅サイトではアユのつかみ取り大会や、サケの稚魚の放流などを行っているとの事です。河川環境が整備されて改善したので、上田のヤナ場で鮭が発見されたそうです。千曲川に再び鮭をという試みです。
参考:
- 第4回「千曲川鮭稚魚の市民環境放流会in上田」(PDF)
岩鼻の側面には半過洞門があります。この洞門は毎年のように崩落があり、維持が大変だったため、新たに上田坂城バイバスのため岩鼻トンネルを造り、現在は使われなくなったようです。
岩鼻トンネル「半過洞門パイセン、これからは俺の時代なんで、ゆっくり休んでください。」
半過洞門「…」
という小芝居を交え、このショットを撮るtanu。廃墟好きのtanuには最新技術で掘られたピカピカの岩鼻トンネルが憎しみの対象になっていましたが、廃墟の存在価値を引き出してくれてる岩鼻トンネルさんには、もっと感謝しても良いだろうと思いました。
かつてこの地域は岩鼻と、対岸の下塩尻岩鼻とが繋がっており、軽井沢辺りまで広がる湖だったそうです。ところがある日決壊して大洪水を起こしました。そのことは唐猫伝説として残っているようです。
唐猫伝説
むかしむかし、食べ物を巻き上げては村人を困らせるおおきなネズミがいました。そのネズミを退治しようと、西の村から大きなネコが駆り出されました。ネコがネズミを追いかけ、取っ組み合いの末、ついにネズミは逃げ場を失い、大きな湖をせき止めていた岩を食い破りました。すると岩が崩れ、湖の水は千曲川となって流れ出し、二匹は流れに飲み込まれてしまいました。その時にできたのが、ここ上田道と川の駅の象徴である”岩鼻”だと云われています。
鼠が流され息絶えた場所は「鼠」という地名が残ります。
また、唐猫が這いあがった篠ノ井方面の岸辺には、軻良根古神社を建てて奉ったそうです。
小型犬と大型・中型犬のドッグランを分けています。
ドッグランのそばには半過古墳群の10号墳の石室が移築復元されて展示されています。
古墳から出土した須恵器により、7世紀後半の築造と推定されているようです。
ぐるっと散歩して戻ったときに、再びお食事処「岩鼻」でポテトを頼みました。値段をメモし忘れたのですが、たしか150円ぐらいでした。後から調べたところ、このお食事処は、フルーツアイスに趣向を凝らしているようですが、この日は1月20日で寒かったので目が行きませんでした。
上田市の民芸品で、道と川の駅のアトリエ部では体験教室なども開いているとの事です。昔の農家が冬の収入源として、藁で様々な日用品などを作っていたそうです。
建物の端っこに、信州ミニ4駆倶楽部があります。ここでは手工芸の教室なども開かれているようです。
震災などの折、道の駅が活躍したこともあり、近年、国土交通省は道の駅の防災拠点化に力を入れています。上田 道と川の駅(公式HP)は、川も含めた広大な敷地が道の駅とされています。
また防災拠点として位置づけられており、防災備蓄倉庫(仮設テント50張、毛布700枚、発電機付き投光器2基、災害用便槽24孔、飲料水の備蓄・ペットボトル2リットル5,000本)、ヘリポートがあります。
おとぎの里についてより引用
災害時の炊き出しにも使える大釜です。とはいえ、この釜で調理する前段階の準備は大量の食材との格闘のようです。
参考:
- 上田市 道と川の駅公園施設(半過公園)
上田 道と川の駅公園施設(半過公園) - 上田市ホームページ- 2)多様な機能を持った「道の駅」の整備について(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/road/ir/kihon/23/5-2.pdf- 「道の駅」の防災機能の向上に関する調査の結果(総務省)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000451053.pdf
道と川の駅おとぎの里の副会長さんの宮嶋さんが、いろんなお話をして下さったので、この記事を書くにあたっても、とても楽しく勉強になりました。ありがとうございます。
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