相模川から直線で約4kmの位置にある北里大学病院、3月に北里大学のアクアリウムラボに行ってきました。地図の表示はミニ水族館になっていますね。広い敷地の北北東の位置にあるMB棟の1F入口に設けられています。
シーラカンス展をやっていました。
プラスティネーション標本(Wikipedia)と言って、体内の水分と脂肪をすべてプラスチックに置き換えて作った本物の標本。液体標本と異なり、半永久的に保存が可能なのだそう。
シーラカンスは生活の場を深海に移したことで鰓呼吸になり、肺は浮袋になっていることがゲノム解析で分かったそうです。
シーラカンスと反対に、水面近くで暮らし続けているハイギョ。肉質の鰭が手足に進化していくわけですね。
他にも何種類かのハイギョがいました。動きが器用でユニークな「プロトプテルス アンフィビウス」(名前覚えられない…)豚のような鼻をもっていて、隈取が印象的です。
肉鰭類の魚類は現在シーラカンスとハイギョのみである。かつての総鰭類(肉鰭類から肺魚類を除いた群)は分岐学に基づいて妥当性が見直され、さらに、現生種に対して分子遺伝学手法が導入された結果、シーラカンスよりもハイギョが四足類に近縁とする考えや、それに基づいた分類が用いられるようになった。
┏━━━━━━━━━サメ・エイ ・軟骨魚類
┫ ┏━━━━━━大半の魚 ↑硬骨魚類↑条鰭類
┗━┳┻━━━━━━ポリプテルス | ↓
┗┳━━━━━━シーラカンス | ↑肉鰭類
┗┳━━━━━ハイギョ | | ↑内鼻孔類(肺魚四足型類)
┗┳━(オステオレピス) | | | ↑四足型類
┗━━━━イモリ・カエル↓ ↓ ↓ ↓ ・四足類
奥のコーナーには相模川の魚や面白い魚の水槽もあります。北里アクアリウムラボスタッフのTwitterを見る限り、まだシーラカンス展はやっているようです。
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