【青森】芦野公園

芦野公園

芦野公園施設案内図

芦野公園は青森県の芦野池沼群県立自然公園に指定されています。”芦野池沼群のように平地でしかも人工の溜池を中心にするという例はそう多くありません。”ということで、植物や生物など、自然が良好な状態で保たれているそうです。

芦野池沼群県立自然公園は、昭和33年に区域指定され、昭和58年の一部変更を経て、現在は中泊町の大沢内溜池と五所川原市の藤枝溜池(芦野湖)の周辺、612ヘクタールが公園となっています。

芦野池沼群県立自然公園 (PDF
歩いた場所
  • ①津軽森林鉄道酒井C-19形5tDL・運材台車・客車かもしか号
  • ②県立自然公園 芦野児童動物園
  • ③太宰治銅像
  • ④桜の庭園
  • ⑤ボート保管小屋
  • ⑥T-2練習機 屋外展示(ここは次回のご紹介です)
桜が満開の夜は灯篭の灯が益々綺麗なのだろうなと思いながら眺めます
池と湿地

駅を越えて芦野公園へ行く前に、最寄りのトイレに行こうと立ち寄りました。この地域も「芦野池沼群県立自然公園」の第2種特別地域に指定されています。(参考:環境省「自然公園制度の概要」、Wikipedia「都道府県立自然公園」)

スピーカーからは昭和初期ごろの日本人が歌う英語の曲が流れていました
tanuが手招きしてるので行ってみると木材を積んだ車両がありました
金木(喜良市)~青森間の67kmがわが国最初の森林鉄道開通第1号区間
銘板を判読しやすいように加工しました

GoogleMapsでは「津軽森林鉄道酒井C-19形5tDL・運材台車・客車かもしか号」として記載されていました。そちらのほうが正確、もしくは馴染みがあるのかなと考え、①としました。

森林鉄道
豊かさと文化をこの地に運んだシンボルとして展示保存しているそうです
丸太を運ぶ際は、前後2台で一組の運用だったようです
何台連なって動いていたのでしょうね

津軽森林鉄道(Wikipedia)を調べてみると「津軽森林鉄道の木材輸送量は、1914年(大正3年)に年間で70,851立方メートルと最高を記録し、1916年(大正5年)には機関車5両、運材貨車308両を数えた。」とありました。ここに青森県の「津軽森林鉄道の遺構MAP(PDF)」があります。自動車道路が整備される前は、森林鉄道運搬の静脈が張り巡らされていたのが分かります。

青森型SA木車

津軽森林鉄道は一般社団法人日本森林学会に於いて「No.25 我が国初の森林鉄道「津軽森林鉄道」遺構群及び関係資料群」として登録されています。(参考:林野庁情報誌「林野-RINYA-」令和2年2月号「日本の林業遺産を知ろう(PDF)」)

芦野公園へ向かいましょう
八重桜はまだまだ見ごろでした
芦野公園案内図
踏切にきました
中央に立って左(川倉方面)、右(金木方面)
この日は出店は閉まっていました

10円パンって10円を模したパンで、10円で売ってるパンじゃないんだと知り、かつて存在していた5円チョコの誠実さを嚙みしめたのでした。(なお10円パンを買っていないので、1円も損はしていません。)

しばらく歩いていくと②県立自然公園 芦野児童動物園が見えてきました
フェンスの方にはクマがいるようです
掘り下げた場所に、白い毛のヒグマと、奥の四角の穴には茶色いヒグマがいました。お年を召している雰囲気です。
全体図

芦野公園動物園は、昭和36年4月に開園したそうで、青森県でも数少ない動物園とのことで、五所川原市の議会でも動物園内の整備についての質問が出ていました。これに対し、老朽化が著しく、必要な補修など行っていて、来園者の安全第一に考えていきたいとの答弁があり、最近のニュースでは小動物中心の動物園として存続する方向になっているようです。(参考:陸奥新報:芦野公園動物園の存続検討/五所川原市 2021/11/8 月曜日)

ウサギもいました
良い雰囲気の公園です
太宰治の方へ
美しい水辺
ボートが寄せて置いてあります
訪れた2023年5月2日は火曜日でした
津軽三味線発祥の地
③太宰治の銅像
インバネスコートを着てカッコイイ感じの銅像
近くの湖畔
這うように伸びる松
新芽が赤いもみじと桜
桜松橋
注意事項
昭和55年6月竣工
アンカー
近くには「芦野夢の浮橋」が見えますが、この時は通行禁止でした。
絵画のような眺め
湖畔の植物が美しいです
吊り橋と浮橋が合流する地点
残念です
通せんぼ松
あ、桜咲いてる場所がある!
桜かな?桃かな?よくわからないけど春めいています
④桜の庭園

なんという品種かは分かりませんが、強烈な桜の匂いのする花がありました。

ぽむぽむした感じの花
枝が重たそう
こちらはもう少しすっきりした感じ
桜の庭園を後にして
ちょっとした橋を渡り
橋の手すりにテントウムシ
オフィーリアが流れてきそうないい感じの湖の景色
君はかつて何と呼ばれていたのだい?
途中にあった建物
雪の重みで屋根が折れたのでしょうか?

tanuが森林鉄道以上に興奮していた観光ボートの保管小屋。

⑤ボート保管小屋
もみじ号
つぶらな瞳
首にオシャレ襟巻の子もいます
大事に保管されています
出番待ち中
帰り道

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