
阿仏房(遠藤左衛門尉為盛※諸説あり)は順徳天皇に付き従い佐渡へ。もともと浄土宗を深く信仰していましたが、後に佐渡へ流刑となった日蓮に接し弟子となりました。日蓮は文永11年(1274年)に赦免され佐渡を立ち身延(山梨)へ、阿仏房は度々身延の山を登り日蓮の説法を聞きに行きました。弘安元年(1278年)に90歳の身で訪れた際、日蓮は大いに感激して「日得」の名を与えたそうです。妙宣寺は阿仏房日得が開基したもので、日蓮宗佐渡三本山の一つです。




読み取りが難しくなってしまっています。




訪れたのは2024年4月30日(火)。まだ佐渡の金山が世界遺産に登録される少し前です。(登録は2024年7月27日)









佐渡唯一の五重塔どころか、新潟県内に現存する唯一の五重塔とのことです。残念ながら外から眺めるだけで中には入れません。








雑太城(さわだじょう)は、佐渡国雑太郡(現在の新潟県佐渡市佐和田大字竹田字内新川)にあった日本の城(平山城)。別名は檀風城・新川城。中世に佐渡を支配した本間氏の居城であった。跡地は妙宣寺となっている。
Wikipedia より


正面扁額


境内に入ると落ち着いた空気が流れていて、ずっと居られる良い雰囲気でした。季節も新芽時という事もあり、鳥のさえずりも聞こえ、清々しい気持ちになりました。

番社堂
法華経守護と当山鎮護の為に各善神を奉祀する。
1,妙見大菩薩 北極星の化身といわれ日本国総鎮護の善神。
1,三十番神 日本国内の主神三十体で毎日の当番守護神。
1,清正公 法華経信者の代表として昔から諸人の信仰を集めている。案内板より



祖師堂
明治十三年再建(1880)
六間(11m)四面三方縁造り宗門最古の宗祖御木像(文永十一年)(1274)在銘)並びに当山開山阿仏房日得上人千日尼御前、捨身供養の御木像を安置す。案内板より





本堂
文久三年再建(1863)
十二間(22m)四面の大堂で島内最大の堂宇。江戸期本堂建築の様式を今に残している。案内板より







庫裡の前を通り過ぎて奥に進むと出口になります。


今までいろんな寺社を訪れましたが、妙宣寺はひと際落ち着く場所でしたよ。動画も撮影したので、動画が出来たらこのページに挿入しますね。妙宣寺は佐渡島へ訪れたら、ぜひ寄って頂きたい良い所です。


コメント