2020年に訪れた時は9月で、青函トンネル記念館(公式HP)を見ることはできませんでした(過去記事【青森】青函トンネル記念館)。今年は、2023年11月6日~2024年4月19日まで冬季休業となるようです。ここは「道の駅みんまや」としての登録もあります。
訪れたのは2023年5月4日、風が猛烈に強かったのを覚えています。お客さんは結構いました。
前回来た時はあった重機展示場からは重機が撤去されていました。
奥には、記念グッズを販売している売店とレストランがあります。
運航継続できて良かった!と安心したのも束の間、2023年9月に「もぐら号」の車両に亀裂が入ってしまったようで、現在再び「青函トンネル記念館「竜飛斜坑線もぐら号」緊急修復プロジェクト」のクラファンを実施しています。
記念館+体験坑道のセット券を購入します。
映画「海峡」は青函トンネルがモチーフの映画です。国鉄技師の高倉健さん、吉永小百合さんの繊細な演技に昭和映画の良さを噛みしめました。
青函トンネルを理解するのに役立ちます。映画を見た関係で、2階から見てまわります。青函トンネルは全長53.85 kmで、青森県の竜飛側からと北海道の吉岡側の両方から掘り進めて作ったトンネルです。
青函トンネルは「先進導坑」「作業坑」「本坑」の3つのトンネルをあけて作りました。
- 「先進導坑」海底の地質、湧水などをあらかじめ調査するため先行させて掘った
- 「作業坑」本坑ルートに並行し、30m離れた位置に掘られる
- 「本坑」実際に利用するトンネル
技術参考:青函トンネル【JRTT鉄道・運輸機構】(Youtube動画)|JRTT 青函トンネル
当初、津軽半島と下北半島それぞれで本州と北海道を繋ぐルートの検討がなされたようですが、青森~函館間の距離にほとんど差はなく、比較的水深が浅い津軽半島(140m)が青函トンネルのルートに選ばれたそうです(下北半島ルートの水深は250m)。
現在はトンネル内に湧水量検知装置を27箇所設置し、異常出水対策がなされています。
昭和21年4月(1946年)に始まった地質調査から、紆余曲折を経て昭和58年1月27日(1983年)先進導坑が貫通しました。発破の合図は中曽根康弘内閣総理大臣が行いました。
そして、昭和60年3月10日、本坑の開通式が行われました。
地質図下の淡い黄色の部分は、軟弱な泥岩でできた黒松内層で、さらにトンネルを横切る湧水を伴った破砕帯があります。
継ぎ目のないスーパーロングレールは、現在は東北新幹線(盛岡・八戸間)の60.4kmが日本最長となっています(JRTT東北新幹線(盛岡・八戸間))。また、新幹線と貨物列車が通れる仕様の三線軌条を採用しています。(JR北海道青函トンネルの構造)
地盤注入しながら少しずつトンネルを作っていきます。
もっくん可愛いなぁ…欲しいなぁって随分悩んで「次来た時は必ず買う」と決めて買うのを止めた思い出。上でも書きましたが、青函トンネル記念館は、もぐら号のメンテナンスのためのクラウドファンディングをしていて、もっくんがいたのでこれも縁と一口乗ったのでした。もっくん来るのが楽しみです。
【クラウドファンディング】青函トンネル記念館「竜飛斜坑線もぐら号」緊急修復プロジェクト
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