訪れたのは2023年11月16日、黒神埋没鳥居を見た後は南下します。
右側に広い駐車スペースがあったので、車を停めて見てみることにしました。「日よけ灰よけ雨やどり観光案内所」と書いたのは、Googleの地図上ではその名称での登録があったためですが、鹿児島市のページを見てもこの場所の説明はありませんでした。
自販機がおいてありましたが、この建物の営業自体はやっていないようでした。左側に鳥居があり、桜島が良く見えそうな場所に繋がっていそうでしたが、展望台入り口はシャッターで閉ざされたままです。
昭和46年(1971)~昭和49年(1974)の国土地理院の航空写真では一切の建造物はありませんでしたので、少なくともその後に建てられ、現在のような状態になったと思われます。
手前が昭和火口で、奥が南岳山頂火口でしょうか。手前に秋の花である皇帝ダリアが咲いていますね。背丈が高くなる植物で、1m~6mの高さに成長します。
立ち入り禁止のチェーンがあったので、手前から撮影。
火口が間近に見れて良い場所と思います。日も落ち始めているので、次の目的地である牛根大橋を見に行きます。さらに南下します。
錦江湾を渡って桜島と垂水市を結ぶ牛根大橋の付け根に駐車スペースがあるので、そこに車を停めて見てまわります。
桜島の玄関口にある橋という事で景観性を考慮し、3径間連続バランスドアーチ(バスケットハンドル形式)で作られた美しい橋です。
全長381.1mの牛根大橋は、平成20年3月から供用開始されました。
この橋は日本最大のクレーンで運んできたものを架けたそうです。その時の様子は下記URLよりご覧いただけます。日本一大きな起重機船「海翔」4,100トン吊りが活躍しました。
牛根大橋中央径間部FC船架設、吊り曳航中の起重機船と桜島フェリー
平成20年3月供用開始予定 (鹿児島県鹿児島市黒神町~垂水市牛根麓 L=3.3km)(略)海翔による中央径間部(3,370トン)の吊り曳航は初めての作業であり、非常に困難な架設作業でありました。
一般社団法人九州地方計画協会
今この記事を書いていて気が付きましたが、橋を渡った後に道なりに少し進むと、桜島の噴火と牛根大橋を一緒に撮る事ができそうです。惜しい事をしました。
かつて早崎地区・牛根地区は、土砂崩落が多く通行止めになり市民生活に影響が出ていました。そこで早崎防災事業という防災効果を高める事業を立ち上げ、取り組みました。牛根大橋もその事業の一環として成されたものです。
平成30年度の事後評価を見ると、通行規制の時間が減ったことが分かりますので、経済的損失も軽減したと見られます。
あの堰の奥も見て見たかった。
少し肌寒かったので、期待値を上げ過ぎていました。湯の出口が何か所かあり、そこは温かかったのでtanuと熱源に群がりました。ぬるくても足湯をすると疲れが取れて、もう少し頑張ろうかという気分になれるのはすごいと思います。
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