輝北うわば公園にある輝北天球館はユニークな姿をしています。手がけたのは鹿児島県出身の建築家、高﨑正治氏です。(髙﨑正治 公式ホームページ)輝北町は星空がきれいという事で、環境省主催のスターウォッチング・ネットワーク(全国星空継続観測)において、平成3年(1991年)から4季連続1位になったことを記念して建てられたそうです。
薄暮の中、どうしても寄りたかった輝北うわば公園内の輝北天球館へやってきました。標高550mの高台にあり、360℃見渡せるいい場所です。
トップのアイキャッチ画像は見やすいように画像を加工しています。以降はほとんど加工していない薄暮写真でお届けします。
(略)西には眼下に錦江湾と桜島、東には都城盆地、北には霧島連山、南には志布志湾と360度の大パノラマが楽しめる。また、この地は環境庁主催の全国星空継続観測において4季連続「冬季・夏季星空日本一」に認定されている。(略)この作品で高崎正治は日本建築家協会の新人賞を受賞した。(略)
文化庁 近現代建造物緊急重点調査(建築)鹿児島県 031 輝北天球館 より
髙﨑正治 公式ホームページ 輝北天球館 によると”輝北天球館は、生きるシンボルとして古代性と未来性を内包し現在に生きる姿をいきいきと放射する環境生命体”との記述がありました。
観測ドームは予約制とのことで、ふらっと来た我らは建物鑑賞に勤しむこととします。
ここでかくれんぼしたら見つけにくそうです。
ユーラスエナジーグループというアメリカから始まった発電事業社のもののようです。ホームページを見るとまだ建設中になっていました。2026年12月に運転開始する予定のようです。
下から見た時お腹だった部分。かつてはこの先に「こどもの家」という部屋があったようなのですが、この時は入れないように閉じられていました。(四角く見える部分)
穴部分はこどもの家の窓だったようです。
一部真新しい色になっているところは何か改修した後でしょうか。
うっかり鼻ホジしてると、突然人が出てくる感じで気が抜けません。
天体観測ドーム(4F)には口径65cmのカセグレン式反射望遠鏡が設置されているそうですが、この日は2023年11月16日木曜日。写真のタイムスタンプは17時20分頃でしたが、人の気配はありませんでした。
もはやこの建造物の全体像は、たとえ設計図があったとしても、脳が理解を拒否する複雑さであろうと思われます。
建築生き物みたいな感じなんですよね。
ベンチがあると、突き放されてはいないんだなという印象を持ちます。
その位置が良く電波拾うのかい?
随分暗くなってあまり物が見えなくなってしまったので帰る事にします。生き物みたいな奇妙でユニークな建物でした。次があるなら晴れてる日中に訪れたいです。宇宙のミステリアスな雰囲気は、夜の方が断然味わえるように思います。
参考:
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