長野に逗留した時に、地図アプリを眺めていると善光寺のそばに堀切沢ダムという文字が見えて、町中のダムなんて珍しいなと、これはぜひ行かねば!と善光寺参りの前に寄ってみました。
善光寺からは直線距離で600m弱の位置にあります。北参道をてくてく歩いて上流側から見に行きましょう。途中でツバメのようなピヨピヨという声が聞こえて見上げると…
ここから上流側の様子を見てみましょう。
目測ですが日本で言うダムには高さが足り無いように思えます。ダムの奥に見えるのは堀切大橋です。左側の坂道を登っていきますよ。
法的定義Wikipediaより
現在日本において定められているダムの定義は、(略) 河川の流水を貯留し、又は取水するため第26条1項の許可を受けて設置するダムで、基礎地盤から堤頂までの高さが15メートル以上のものをダムと定義している(利水ダム)。このため高さ15メートル未満のダムについては、「ダムに関する特則」の適用対象とならず、「堰」(せき)として扱われる。
河川管理に利用しているのだろうと思います。
そのまま流す自然放流分と調整する分でしょうか。
少し大きい道に出ました。城山動物園という無料で見れる動物園があったので、後で立ち寄りました。動画も作ったので良ければ見てください。
さてさて、ダム見学の続きです。
堀切大橋の上から眺めた堀切沢ダムが冒頭の写真です。なので、少し違う角度で堀切大橋からですが下流側からのダムを。長野市河川課に問い合わせたところ、ダムの高さは5.5mとのことでした。門の開閉は遠隔で行うそうです。
どうですか?小さいダム(堰)ですが、いっぱしのダムの雰囲気出してて感動しました。長野市は善光寺を中心として発達してきたので、水路が放射状に町中を通っていて、内水災害は外水災害よりも発生頻度が高いそうです。(歴史的背景を考慮した長野市北部の内水災害特性 PDF)
正式には堀切沢雨水調整池と言うようです。貯水量は6000㎥(長野市雨水調整池等一覧(建設部管理分)
戦前ホタル沢と呼ばれていたものの、その後水質汚染がひどくなったそうなのですが、努力して改善が施され、今は徐々にホタルが生息するようになったそうです。(長野県長野市親水の郷・善光寺ホタル郷 国土交通省HP)
上記の国土交通省のページによるとホタルが戻ってきているとのことでしたが、この時保全活動をしていた職員の方の話によると、5時には締めちゃうから、ホタルがいるかどうかわからないとのことでした。
せっかく解放されているようなので見ていきましょう。
分かりにくいですが左が水路に近い下り階段があり、右は離れたところの登り階段です。
水草っぽいのはあまり見当たりません。
サワガニとホタルかな
もしかするともっと先のほうに生息地があるのかな。産卵期は7月~10月のようなので、夜に堀切大橋の上からなら見れるかも知れません。
ホタル沢を後にし、城山動物園へ向かいました。
参考
長野市では各家庭における雨水貯留や浸透舛等の多角的な利用を推進しているようです。
近隣の長野県立信濃美術館の東山魁夷館は、2019年10月5日から再開のようです。
このゴムチューブはなんでしょうね…
コメント