奈良時代から続く鉱業の歴史を有する岐阜県飛騨市、現在はスーパーカミオカンデ、重力波望遠鏡KAGURAなど、地下深くに掘られた鉱山跡を利用した宇宙事業で有名です。神岡鉱山って、どんな鉱山(やま)?(三井金属HP)
2001年まで亜鉛・鉛・銀などを産出していました。製造過程で出るカドミウムが原因と言われるイタイイタイ病の歴史も有する街です。
現在は三井金属から分離・独立した神岡鉱業(株)。
鉱滓ダムとは
ダムの機能
浮遊選鉱や金の湿式製錬であるシアン化法によって発生する、重金属や、有害な化学物質を含む泥状のスラグ(スライム)を長時間貯蔵することによって、水分と重金属などを多く含む固形分が分離する。水分はダムの上に作られた水路から排水され、固形分は底に沈み堆積してゆく。排水は有害成分を含む事があるため、沈澱池などを経て河川に排出される事が多い。また、既存の水系の汚染やダムへの余分な水の流入を防ぐため、付近の河川は人工的に鉱滓ダムを迂回させる改修工事が行われる。(Wikipediaより)
国道471号から県道484号へ入り、少しすると見えてきます。
さらに先に進みます。
作業小屋の辺りから見た和佐保堆積場。
橋のようなものの中にはパイプが通っています。ジョイント部は解放されたパイプがT字でつながっています。
もう少し進んでみましょう。
石灰は酸性の水の中和に使われるようです。
この場所のパイプは排水しているようです。
訪れたのは9月でしたが、紅葉の季節もきれいでしょうね。
参考:■甦った豊かな水と大地(PDF) ■含重金属鉱山廃水の処理とその抑制対策 (PDF) ■岐阜県 平成29年度 (健康項目)河川水域別総括表 (PDF) ■鉱山保安法(https://elaws.e-gov.go.jp/)
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