国指定有形文化財に指定されている上杉伯爵邸でお昼ご飯を頂きます。
スイーツのお店は道に面した場所にあります。邸内は見学自由です。
上杉伯爵邸は明治29年に作られましたが、大正8年米沢大火で類焼し焼失しました。その後再建し、東京浜離宮に依って造園された庭園が完成いたしました。
設計者は中條精一郎、施工は名棟梁江部栄蔵による作品とのことで、かつて、鶴鳴館(かくめいかん)と称され、皇族の御宿所ともなったそうです。
縁側の窓も全開で、良い風が入ってきていました。
私はせっかくなので、山形の郷土料理が楽しめるお膳にしました。
- ぶどうの寒天はぶどう感高く控えめな甘さ。
- いも煮は地域によっていろいろあるようですが、このいも煮は大根は入れず、豆腐が入っているのが元祖”いも煮”とのこと。
- 紫蘇巻きの紫蘇がぱりぱりっとして、中の味噌餡でご飯が進む。
- 冷汁は、米沢の冠婚葬祭で出されるそうです。ホタテの貝柱と干しシイタケで出汁をとり、季節の野菜を合わせるようです。食用花が入っていました。
良い厚さで美味しかったです。
- 鯉のことこと煮、食べるとほぐれて美味しかったです。
- 塩引き寿司は紅白なのでハレの日に出される郷土の祝い寿司なのだそうです。
うこぎは薬用効果のある低木の植物で、米沢の人たちは春の新芽を、天ぷらやあえ物にして食べるそうです。
郷土料理に興味のないtanuは米沢牛を頼んでいました。
厚みが物足りなかったようですが、脂身はものすごく美味しかったそうです。
訪れたのは9月でしたが、お昼の時間という事もあって、結構人が入っていました。紳士な給仕さんがいて、なんだかいつもの食事と違う楽しさがありました。執事カフェに行ったことはありませんが、似た感じかもしれませんね。
写真を撮り忘れましたが、道の駅よねざわに、上杉伯爵邸で食事をするとコーヒーがサービスになる券があったので、コーヒーもいただきました。
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