この記事は2020年9月に訪れた時のものです。
米沢市のほぼ中央にある米沢城跡周辺は松が岬公園と呼ばれ、米沢城跡のほか、伝国の杜という博物館や神社、上杉伯爵邸などを擁する場所です。
松岬神社(まつがさきじんじゃ)江戸時代屈指の名君と言われた9代目藩主 上杉鷹山公と共に、上杉景勝、直江兼続、細井平洲、竹俣当綱、莅戸善政を祀る。
ジョン・F・ケネディは日本の政治家で最も尊敬する政治家は誰かと問われ、上杉鷹山公と答えたそうです。前大統領のアイゼンハワー時代から始まった不況打開のために、江戸時代すでに倒産状態にあった極貧の米沢藩を立て直した上杉鷹山を学んでいたそうです。
山形県の白鷹山の山頂にもジョン・F・ケネディの「国家があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国家に何ができるかを問おうではないか 大統領ジョンF・ケネディ 上杉鷹山の称賛者」という碑文が設置されているそうです。
伝国の辞(でんこくのじ)
鷹山が次期藩主・治広に家督を譲る際に申し渡した、3条からなる藩主としての心得。
- 一、国(藩)は先祖から子孫へ伝えられるものであり、我(藩主)の私物ではない。
- 一、領民は国(藩)に属しているものであり、我(藩主)の私物ではない。
- 一、国(藩)・国民(領民)のために存在・行動するのが君主(藩主)であり、“君主のために存在・行動する国・国民”ではない。
この三ヶ条を心に留め忘れることなきように。
上杉鷹山公は養子に迎えられた藩主であり、粗衣粗食の質素な生活をし、藩政改革という藩の行政改革を献身的に努力したことで領民の絶大な支持を得ていました。
公園の一角に草木塔がありました。
草木の供養塔というのはいかにも日本的ですね。
公園の敷地には伝国の杜という博物館があります。
舞鶴橋は登録有形文化財(建造物)です。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」です。
甲冑や刀などの歴史資料を展示しています。(残念ながら時間の関係で入館しませんでした。)
お堀には蓮が密生している場所があります。
妙に人に慣れてる亀だったので、エサを貰っているのかもしれません。
題字は陸軍大将有栖川宮熾仁親王の書。
観光案内所。鯉の餌なども売っていました。米沢城跡で開催される雪灯籠まつり行ってみたいです。
第44回「上杉雪灯篭まつり」の開催について
新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度は米沢上杉まつり、なせばなる秋まつりが中止となりましたが、上杉雪灯篭まつりは、感染症防止対策を行いながら開催することとしました。(略)
開催日時:令和3年2月13日(土)、14日(日)
直江兼続のゆるキャラのようです。
かねたんとの落差。
かつて上杉謙信公が眠っていた場所。現在は上杉家廟所に祀られています。
豪華な散歩でした。稽照殿には直江兼続の「愛」の甲冑などもあるようで、見れなかったのは惜しかったです。それと、雪灯籠まつり、とても見てみたいです。
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