愛知県豊田市の押山ダムに、2021年5月に行ってきました。
矢作川に架かる大野瀬橋を渡り、左に曲がります。
右に行けば大安寺のシダレザクラがあるようです。押山ダムの帰りに寄ってみましょうか。
押山ダムは、大正11年7月(1922年)から稼働し始めました。
矢作水力株式会社十年史によると、「地盤上の高さ不均十五尺(約4.5メートル)」とあり、ダムの定義に満たない15m以下なので、堰と言ったほうが良いようです。
だいたいいつものパターンだと、この先はチェーンや門扉に阻まれ、管理者以外通れません状態なので、どうかどうか見れますように!と願いつつ下って行きます。
やったー!何の障害もないぞ!これは見ていいって事だ。嬉しいなぁ。ありがとう押山ダム、ありがとう中部電力。
欧州戦乱の時期に電力需要が高まり、矢作川水系の開発が行われることになりました。電力王とも、山師とも呼ばれた福沢桃介と太田黒重五郎により水力電気事業の調査研究を行うとして、大正企業組合が組織されました。全国の電気事業者や工業界の要人を勧誘し、出資金を集め、手取川、由良川、十津川、櫛田川、矢作川等を調査し、大正8年に解散するまでに17地点の水利用許可を得ました。
17地点のうち、矢作川筋の4地点をもって中央電力株式会社を発起し、のちに改称し矢作水力株式会社となり、水力発電に着手したのでした。
矢作川には87種類もの魚とかめやエビ・カニ、そして貝など様々な生物が生息しているそうです。(矢作川に住む生き物 より)
花は見れませんでしたが、想像力で花を咲かせるとなんと見事な!…やっぱり咲いてるところを見たいですね。
商店街の名残のような味わい深い街灯をあちこちで見かけますが、時代感のあるものとかいいですね。商店の名前が入っているものなども好きです。
押山ダム、小ぶりですが優美な姿がとても良かったです。動画も作りましたので、良ければ見てください。(4分49秒)
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