東日本大震災・原子力災害伝承館から北へ1kmほどの位置に震災遺構浪江町請戸小学校があります。請戸小学校は海岸線から300mと近いところにありますが、震災の時、先生と児童は近くの大平山に逃れ全員無事でした。
震災の教訓と、防災意識の向上を目指し、東日本大震災で被災した請戸小学校をそのまま残し、震災遺構として開放しています。
トイレなどはこの建物にあるだけなので、遺構を見学する前に済ませておくと良いでしょう。
震災当日、請戸小学校の全児童93名のうち、1年生11名は4時限目で下校しており、2年から6年までの児童が校舎に居り、3月23日に行われる卒業式の準備などしていたそうです。
津波で一旦天井まで浮いた後、隙間に挟まったのかもしれません。
時計や火災報知などを一括管理していた複合盤は機能停止し、構内の時計は15時37分で停止している。
請戸小学校の先生と子供たちは約1キロ先の大平山へ避難します。右側の看板は請戸小学校物語から
振り返ったらトラウマになる景色かもと懸念した先生が、子供たちに前を見て進むよう言ったという記録を読みました。
震災当日は卒業式の準備が行われていたそうです。体育館には看板が取り付けられたままになっています。
車いすの子は先生が背負い、みんなで協力して無事に避難できたそうです。
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2階は無事だったので展示室になっています。
ところで、4時限目で下校した1年生たちのことが気になりませんか?ここでほっとする結末を見れました。
- 開館時間:9:30~16:30(最終入館16:00まで)
- 休館日:
- 毎週火曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
- 年末年始(12月28日~1月4日まで)
- 入館料:
- 一般 個人300円/団体250円
- 高校生 個人200円/団体150円
- 小・中学生 個人100円/団体50円
- ※団体は20名以上の場合、事前予約が必要
- 所在地:福島県双葉郡浪江町大字請戸字持平56
- 電話:0240-23-7041
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