【福岡】新原・奴山古墳群

新原・奴山古墳群
新原・奴山古墳群(GoogleMaps

福岡の古代豪族である宗像氏の墳墓群が新原・奴山古墳群(しんばる・ぬやま こふんぐん)です。作られたのは、5世紀から6世紀末にかけてとみられます。

新原・奴山古墳群のリーフレット

東西800mに、大小様々な前方後円墳5基、円墳35基、方墳1基が現存しています。

コスモスが良い感じで咲いています
25号墳
25号墳について
あちこち小山のような盛り上がりがあります
円墳?前方後円墳?
30号墳

30号墳は前方後円墳とのことです。

30号墳について
訪れたのは2022年11月2日
新原・奴山古墳群の案内板

奥に見えるのは30号墳です。前方後円墳はヤマト王権とのつながりの強い有力者の墓で、王権のもとで、朝鮮半島への航海や、沖ノ島での祭祀を担い、勢力をガンガン拡大していった古代豪族の宗像氏の威光が垣間見えますね。

宗像氏は沖ノ島に宿る神への信仰を、宗像三女神信仰へと発展させました
34号墳は調査をしているようでした
招池
調査中
34号墳は何が発見されたのでしょうね
ぽこぽこと古墳
36号墳、奥に34号墳

34号墳から43号墳まで、道なりに並んでいるようです。

古墳ロード

この道を真っすぐ行くと、左側の階段をのぼると「古墳群展望所」があり、駐車場やトイレもあります。

振り返って見たところ
古墳展望所から見た景色
展望所の階段をのぼったところ
遠くには海が見えます
拡大してみました
展望所にある案内板

展望所にはガイドのおじさんが数人いて、それぞれが工夫して作成したファイルをもって案内してくれました。かつて古墳に使われていた石が、漬物石に良いとのことで、地域の人たちが持ち去ったりしたため、崩れている部分があるという話は面白かったです。

平成29年7月に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は世界遺産に登録されました

宗像氏は海洋豪族として、宗像地方と響灘西部から玄界灘全域に至る膨大な海域を支配したそうです。(Wikipediaより)

新原・奴山古墳群の説明
この辺のぽこぽこも古墳なのです
15m以下の古墳はぱっと見、土の盛り上がりにしかみえないのでした(手前)
前方後円墳
方墳もあったようなのですが、見つけられませんでした。

次の機会には、1号墳と方墳(7号墳)を見たいです。

参考:第 2 次 新原・奴山古墳群 整備計画(PDF

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