【青森】津軽ダム

ダム部
津軽ダム
津軽ダム(GoogleMaps

津軽ダムは秋にはライトアップするようなのですが、ダム周辺にクマが出没していて、今年の開催はやらないようです。クマの駆除に関しては様々な意見がありますが、環境省などが、各都道府県のクマ類の捕獲数(許可捕獲数)を示しています。

岩木川ダム統合管理事務所

岩木川ダム統合管理事務所は、岩木川上流に位置する浅瀬石川ダム(黒石市)と、津軽ダム(西目屋村)の2つのダムを管理しています。

管理事務所の周囲にはベンチなども多く、のんびりダムサイトに滞在できるようになっています。
ダムを眺められるベンチ
管理事務所1Fは津軽ダムの資料展示室になっています
津軽ダムは2016年竣工
寒沢展望台
展望所の手すり
展望所登ったところ

ベンチが座りやすくいい感じでした。

展望所から見たダムサイト
展望所からの眺望案内板
展望所から見た津軽ダム下流側

風が強く、展望台の手すりが笛のような音を出していました。

28秒の動画です
お!あのフレームは
重力式コンクリートダム
ダムカードの見方

目的記号

F  洪水調節 出水を調節し、洪水被害を軽減
N  流水の正常な機能の維持 既得取水の安定化・河川環境の保全
A  かんがい用水 農業用水を供給
W  水道用水 水道用水を供給
I  工業用水 工場の操業に必要な水を供給
P  発電 水力発電を行う
U  渇水対策 異常渇水時の緊急水の補給

ダム形式

G  重力式コンクリートダム
HG  中空重力式コンクリートダム
A  アーチ式コンクリートダム
GA  重力式アーチダム
E  アースダム
R  ロックフィルダム
MB  可動堰

通称Sマーク。カヌー競技に活用できるダムという意味のようです。参考:「ダムカード」に「新たなマーク」を追加します~水上スポーツに活用できるダムを PR し水源地域を活性化~ 国交省(PDF)

ダムカードは管理事務所の1F津軽ダム資料室でもらえます
四阿など
津軽ダムの定礎石式典は平成22年10月28日

工事本格化の前に、定礎石をダムの柱の土台として納めました。「定礎」の文字は、吉幾三さんによるものとのこと。

2017年にグッドデザイン賞を受賞しています
津軽ダムの天端
カウントしているのかな
直下には東北電力(株) 津軽発電所
手すり
所々に張り出した展望スペースがあります
直下を見下ろす
国交省のマーク
下流の眺め

渡されている橋の名前は「白神が故郷橋」

点検などで使う感じですね
左岸側から見た洪水吐
ダム下流側左には「白神が故郷橋パーク」という広場があります
監査廊と通信局舎
遺構のようなものが頂上と中腹に見えます。今も使っているのでしょうか
通信局舎と石碑
目屋ダムについて
津軽ダム工事中の様子

現在の津軽ダムの上流60mの位置に、かつて目屋(めや)ダムがありました。津軽ダムは目屋ダムの機能を維持しつつ、新たに工事を進め作られました。目屋ダム(Wikipedia)は津軽ダム完成の後水没したダムです。

移転記念碑

水害対策のため計画された西目ダム建設の際、西目屋村砂子瀬集落と川原平集落で合わせて83戸92世帯が移転する必要がありました。山林や田畑など、沈む地域の補償問題で工事は中断しました。こうした中、下流の受益地の住民たちが、「米一握り運動」という、コメを一握り差し出すという義捐金運動を行ったそうです。”当時のコメの価格は白米10キロで870円であり、教師の初任給が1万円だった(Wikipediaより)”水不足や水害に悩まされていた農家にとって、ダムの建設は悲願でした。自分たちの悲願の為に犠牲となる移転住民に対し報恩と感謝の気持ちを表すための運動でした。こうした運動の後押しもあり、足かけ6年にわたる補償問題は解決したのでした。

津軽ダム案内板
左岸からの眺め
左岸からの上流の眺め
少し進むと慰霊碑がありました
上流から眺めたダム
取水設備
ローラー式制水ゲート
網場が見えます
ダム湖の名前は「津軽白神湖」
目屋ダムの堤体標本が置いてありました
下流のコンクリートの一部とのこと
目屋ダム案内
目屋ダムと津軽ダムの比較
左岸からの天端の眺め
GPSかな?
取水塔の周りをぐるりと見れる作りです
サービス満点じゃないですか
カラフルですよ
なぜか楽しい気持ちになります
レゴカラー
手すりの真下
非常用洪水吐越しの下流公園
大きな壁です
ぐるりと回って出たところ
見えませんが網場より津軽ダム寄りに目屋ダムが沈んでいます

管理事務所の駐車場へ向かい、車で下流へ移動します。

津軽ダム雨量観測所
オブジェっぽい
引いて眺めた右岸の様子
下流に移動してきました
訪れたのは2023年5月1日でしたが雪が残っていました
東北電力(株) 津軽発電所
これなんだかわかりますか

tanuの予想では、雪が積もってもシャッターを壊さないための雪国ならではの工夫で、この溝に板を通して雪よけとして機能させるのだろうと言っていました。実際どうなんでしょ。

発電所設備
撓んでいるように見えるのは「白神が故郷橋」
結構揺れる橋です

ちなみに今回もtanuは「すっごいゆれるよ!」と怖がって大騒ぎして、余計に揺れを大きくし自爆していました。

真下から見た橋

吊り橋のようなのですが、変わっているなと思いました。

斜めから見た「白神が故郷橋」
橋の上から眺めた津軽ダム
減勢工の様子
白神が故郷橋左岸からの眺め
ダムと発電所と減勢工と橋の欲張りセット
左岸公園「白神が故郷橋パーク」
左岸公園からの眺め
コンジットゲート(豊国工業株式会社
洪水吐の説明
ここにもダムフレームありました
「白神が故郷」という吉幾三さんの歌の石碑でした
西目屋村「吉幾三「白神が故郷」 好きです西目屋ふるさと親善大使」(4分22秒)
手作り通せんぼ
こっちも通せんぼ
ぎりぎりまで寄ってとるとこんな感じ

右の櫓のようなものはライトアップ用のライトでしょうか。

やっぱり面白い橋でしょ?
下流の様子
少し下流からの津軽ダム
上から見たらこんな感じです
わりと遠くからの津軽ダム

動画も作ったので、良ければ見てください。

6分19秒

コメント