今から110年前の大正3年(1914)1月12日、桜島大正大噴火が起きました。20世紀の日本において最大となる噴火による噴出量で、桜島全域が20センチの降灰で覆われ、多い所では2メートルを超えたそうです。
トイレもあり、7台ぐらいは駐車できそうです。(黒神埋没鳥居)
3枚ほどの案内板がありました。
令和6年4月8日時点の在校生の数は2名となっていました。(鹿児島地区学級数・児童生徒数一覧:PDFより、鹿児島県教育委員会 公立学校一覧表(学級数・児童生徒数等))
訪れたのは2023年11月16日。学校の背後に噴火中の桜島が見えますね。
昭和33年4月28日に鹿児島県の天然記念物に指定されました。(県のページだとそうなっていますが、指定棒では25日になってますね。23日(鹿児島市の文化財ー六訂版ー)という記述と28日という記述があり、多くは28日となっていました。)高さ3メートルの鳥居が一日で埋まったようです。
黒神中学校が運営している案内所のような場所です。(市立黒神中学校黒神げんき塾について)
黒神町は良質な椿油で有名だそうです。
原五社神社という、埋没鳥居の神社と同じものが鹿児島市吉野町上之原にもあるそうで、噴火で黒神から避難した人たちが建てたものだそうです。
当時2万1千人の島民のうち、半数が移住を余儀なくされたそうです。
黒神地区は687戸が全部埋没。
このアコウは大正噴火の際に奇跡的に生き残ったものとか。
げんき塾で生徒さんが調べたポスター発表(参考文献:橋村健一「桜島昭和噴火」「安永櫻島燃」/五社神社の御朱印)によると、祀られている神様は「ニニギノミコト」「コノハナサクヤヒメ」「ホホデミノミコト」「ウガヤフキアエズノミコト」「タマヨリヒメ」とのことです。下の引用は鹿児島県神社庁より。
月讀命(ツキヨミノミコト) 瓊々杵尊(ニニギノミコト) 彦火々出見命(ヒコホホデミノミコト) 鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト) 須佐之男命(スサノオニミコト)(略)尚、一説には瓊々杵命のかわりに木花開耶姫を御祭神とするともいう。
鹿児島県神社庁 より
桜島は噴火しているので、火山灰もどんどん積もっているのでしょうね。
石垣にも灰が乗っていますね。
参考:鹿児島地方気象台「桜島大正噴火から110年」特設ページ/第2章 大正噴火の経過と災害(PDF)/桜島の大正大噴火(Wikipedia)
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