入間川を挟んで右岸が入間市、左岸が狭山市となっている笹井堰、通称笹井ダムは、灌漑用水確保のために設けられたもので、釣り場としても人気があり、付近は入間川にアクセスしやすいように階段状の釣り場や公園、通路が設けられています。
整備された歩道の脇に車を停めて、笹井堰へ向かいます。
棚田式の魚道は2015年に完成したそうです。それまでも魚道はあったのですが、河床低下のため機能しなくなっていたそうです。
これぐらい水量があれば使えるんでしょうか?一段当たりの落差が大きい感じしますね。
堰体巻立の表示がありました。耐震ですかね、補強工事をしたようです。
上流側は入間川の際まで車で来て釣りができるようです。
ジャコウアゲハのメスのように見えます。
入間漁協では放流魚や養殖魚を守るため、増えすぎたカワウを罠で捕獲しているようです。罠にかかったカワウには近づかず、連絡してほしいそうです。(参考PDF:第12次埼玉県鳥獣保護管理事業計画(平成29年度~平成33年度))
動画も作ったので、良ければご覧ください。
近くには入間基地があり、毎年11月3日には航空祭が開催されます。入間航空祭2019
また、昭和60年(1985年)に笹井ダム上流の入間川左岸の崖から約170万年前のアケボノゾウの骨格化石がほぼ完全な形で発掘され、平成3年(1991年)には入間川の河床でアケボノゾウの足跡化石が発見されました。アケボノゾウは日本固有の種と考えられており、比較的小型の象です。アケボノゾウの化石は現在狭山市立博物館で見ることができます。(参考:ナショナルジオグラフィック 第2回 実はゾウの楽園だった日本列島)
参考:国土交通省 荒川水系流域及び河川の概要
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