久々にいい物見つけましたので、ご紹介しますよ!キッチンの便利グッズで、下村工業株式会社さんの「フルベジ」というシリーズのオレンジカッターです!
とあるキッチン用品売り場で釘づけになったこのオレンジカッター。私本来、こういうニッチな商品買おうと思ったことが無く、いつも素通りなのですが、人を待ってて時間も有ったのでじっくり読んでみるとですね…
「新潟燕三条で作りました。」「MADE IN JAPAN」「厚皮・薄皮簡単カット!」
何よりも「おお!」と感激したのが裏面の「薄皮をカット」の写真。「スライドするだけ!」
こんな簡単に柑橘系の房(瓤嚢(じょうのう)と言うそうです)を開けるの??
柑橘系好きだけど、瓤嚢(じょうのう)の皮を剥くのが面倒でついついリンゴやバナナに走りがちだったのですが、この裏面に書いてあることが事実ならば、格段に柑橘系を切りやすくなるじゃないですか!
ここで私がいつも柑橘系を加工する手順をご紹介しましょう。今回は甘夏を剥きますよ。
よく研いである包丁なら、あのオレンジカッターのような切れ味で何の問題も無いでしょう。しかし私は、毎日包丁の手入れをする習慣を持っていませんから、いつも刃物の切れ味が鋭いわけではないのです。
甘夏さんが傷ついていますが、仕方ありません。
これも、思いっきり一直線に切り落とす人ならあのカッターは必要ないでしょう。ただ、私は勿体ない根性が出てしまうので、果肉をなるべく切り落とさないギリギリで落とすのです。
そうすると、真ん中のくぼんだ所がつながったままになりますので、そこに果物ナイフを差し入れて開いてから瓤嚢(じょうのう)の皮を剥くのです。
中々に手間と時間がかかっています。私のように要領の悪い人はあまりいないかもしれませんが、何しろけちけちすると時間を食われるのがかんきつの皮むきです。
さていよいよ、オレンジカッターの登場です!私もう、ものすごく期待して、明るい未来しか描いてません。
カッター刃を垂直に当て、縦に4カ所ほど切れ目を入れます。その後、ヘタの周りに円を描くように切れ目を入れ、そこから手で厚皮をむきます。
裏面の厚皮カットの説明より
私何だか、読み間違えてるかもしれませんが、瓤嚢(じょうのう)を傷つけることのない刃の長さと、カッターの小回りが良く、丸く動かせてポコッと外せたことに感激です。
厚皮剥きやすい!なんだ、切込みは4カ所で充分なんだ…
カッターを折りたたんで、カッターを左に持ちつつ、果芯側をスライドさせると…パカッと
ちなみに瓤嚢(じょうのう)の果芯側を下に向け、カッターの白い眼玉側から差し入れ後ろに引きます。
先ほど果物ナイフで切ったときは、房の一つ一つが大きかったのですが、オレンジカッターを使ったときは房が小さめだったので、1.6倍ぐらいのむき処理しました。が、それでもあっという間でした。
この後、大ぶりのオレンジにチャレンジしたのですが、甘夏より厚皮が薄いので、瓤嚢(じょうのう)に切り目が入ってしまいました。瓤嚢(じょうのう)の皮も甘夏に比べて本当に薄い膜だったため、一押しポイントのパカッができず、ぼろぼろとなります…
これがそのオレンジなのですが、この状態でむいてないんですよ。本当にミカンよりも薄い瓤嚢(じょうのう)の皮なので、「これもうこのまま食べればいいんじゃない?」と言う結論に…
ということで、甘夏や八朔などの厚めの瓤嚢(じょうのう)で、むかないと美味しくない果肉の皮むきにおすすめです。
よく研いである包丁を使っている人や、果芯側を思いっきり真っ直ぐ切り落としている人にはあまり便利さはわからないかもしれません。私のようなちまちました切り方をしている人におすすめです!
追記:皮の厚みが5ミリほどの柑橘の時は、刃を垂直に立てず、やや斜めにして使うと、瓤嚢(じょうのう)が傷つきません。3/26
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