岐阜県飛騨市に流れる高原川に沿って、国道41号が通っています。付近は神岡鉱山があり、鉱山からの硫酸輸送のために神岡鉄道が利用されていました。その後、トラック輸送が主流になり、貨物の運搬は減少し、旅客も減少したため2006年に廃線となりました。
ドアは開いていました。
暗かったので、色を明るくしています。こじんまりと整っていました。
定期的に掃除に来る人がいるのでしょうか、床もきれいに掃かれていました。
緑に飲み込まれそうです。
神岡鉄道はホームに七福神を祀っていたようですが、現在は中に何もありません。茂住駅は福禄寿を祀っていたようです。
「これ見て!貯金箱みたい」とtanuが言いました。よく見ると賽銭箱と書いてあります。どうやって取り出すのだろうと探してみると…
この部分から浄財を回収するようですが、回収人の腰の負担に思いを馳せずにはいられませんでした。
開業当初は島式ホーム1面2線あったそうですが、後から駅舎側の1線が撤去され1面1線となったようです。反対側の緑に侵食されたホームの下にはレールがあったのかもしれませんが、確認できませんでした。
ホームが傷んできています。
奥にトンネルがあります。
右がホーム、正面に駅舎、結構高い位置に建っています。奥の赤い橋を渡ると国道41号へ出ます。
下に高原川が流れています。
ここには神岡鉱山茂住坑があり亜鉛や鉛などを産出していた。その鉱石運搬用に猪谷駅から軽便鉄道(神岡軌道)が延びていたが、1966年に開業した日本国有鉄道(国鉄)神岡線による輸送に切り替えられ、翌年廃止された。なお、神岡鉱山の採掘は2001年に中止されている。
- 1966年(昭和41年)10月6日 – 日本国有鉄道(国鉄)神岡線の駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1971年(昭和46年)10月1日 – 貨物の取扱を廃止。
- 1984年(昭和59年)8月1日 – 神岡鉄道に転換。
- 2006年(平成18年)12月1日 – 廃止。
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