【鹿児島】輝北天球館

輝北天球館
輝北天球館(GoogleMaps

輝北うわば公園にある輝北天球館はユニークな姿をしています。手がけたのは鹿児島県出身の建築家、正治氏です。(髙﨑正治 公式ホームページ)輝北町は星空がきれいという事で、環境省主催のスターウォッチング・ネットワーク(全国星空継続観測)において、平成3年(1991年)から4季連続1位になったことを記念して建てられたそうです。

輝北天球館の駐車場から眺めた輝北うわば公園

薄暮の中、どうしても寄りたかった輝北うわば公園内の輝北天球館へやってきました。標高550mの高台にあり、360℃見渡せるいい場所です。

時間帯のせいか、いささか寂し気に見えます

トップのアイキャッチ画像は見やすいように画像を加工しています。以降はほとんど加工していない薄暮写真でお届けします。

方角地図

(略)西には眼下に錦江湾と桜島、東には都城盆地、北には霧島連山、南には志布志湾と360度の大パノラマが楽しめる。また、この地は環境庁主催の全国星空継続観測において4季連続「冬季・夏季星空日本一」に認定されている。(略)この作品で高崎正治は日本建築家協会の新人賞を受賞した。(略)

文化庁 近現代建造物緊急重点調査(建築)鹿児島県 031 輝北天球館 より
石碑(判別できませんでした)
疲れているときに見る夢の色調だわ

髙﨑正治 公式ホームページ 輝北天球館 によると”輝北天球館は、生きるシンボルとして古代性と未来性を内包し現在に生きる姿をいきいきと放射する環境生命体”との記述がありました。

案内板

観測ドームは予約制とのことで、ふらっと来た我らは建物鑑賞に勤しむこととします。

東と西に階段
生き物みたいなグネグネ階段
モザイクタイルの何か
桜島が見えます
東側階段
変わった屋根はバンガロー
前進してるように見えます
花形のお尻っぽい部分はロータスということのようです
キュートなお尻と尻尾に見えます
牧場などが見えます
電波塔と風力発電の風車
足元登れます

ここでかくれんぼしたら見つけにくそうです。

トイレのようですが使えないようです
脚がたくさんある生き物みたいですね
生き物のお腹のよう
お腹周りの雰囲気
変わった建物だなぁ
迷路みたいです
西階段を登ってみましょう
風力発電の風車が結構あります

ユーラスエナジーグループというアメリカから始まった発電事業社のもののようです。ホームページを見るとまだ建設中になっていました。2026年12月に運転開始する予定のようです。

手すりもコンクリートから生えてて変わっています
めまいがする瞬間が何度もありました
建物の形を把握するのが難しいです
自分の今いる場所がわからない
色んな直線が斜めなので不安な気持ちになります
行き止まりでした

下から見た時お腹だった部分。かつてはこの先に「こどもの家」という部屋があったようなのですが、この時は入れないように閉じられていました。(四角く見える部分)

上から見た脚たち

穴部分はこどもの家の窓だったようです。

お尻の上のロータス尻尾

一部真新しい色になっているところは何か改修した後でしょうか。

色んな所に死角があります

うっかり鼻ホジしてると、突然人が出てくる感じで気が抜けません。

観測室部分

天体観測ドーム(4F)には口径65cmのカセグレン式反射望遠鏡が設置されているそうですが、この日は2023年11月16日木曜日。写真のタイムスタンプは17時20分頃でしたが、人の気配はありませんでした。

タイルも変わった敷き方
建設中の風車が見えます
排水口
ギョッとした瞬間
どうやら地球人らしいです
ここにも火山灰
お尻と尻尾
やっほー
奥にあるのはトイレのようです
内部への入り口
トイレ
閉館中
子供がかくれんぼするにはいい場所ですが少し怖いですね
死角が多い

もはやこの建造物の全体像は、たとえ設計図があったとしても、脳が理解を拒否する複雑さであろうと思われます。

すり鉢状に階段が
何かの講義がはじまるようです
火山灰はすみっこが好きです
青空教室の壁
だいぶ寒くなってきました
突き出た棒
景色を見てみましょう
桜島と錦江湾が良く見えます
反対側から下ります
最初の位置に戻りました
不安になる階段なの分かってもらえるだろうか

建築生き物みたいな感じなんですよね。

直線が垂直でないことで生き物感出てるように思います
踊り場のベンチ

ベンチがあると、突き放されてはいないんだなという印象を持ちます。

こっち側見てなかったのでまた上りました
ポータブルラジオ

その位置が良く電波拾うのかい?

よく見たら床もぐにゃってた
この位置から見える建物は総合管理事務所(トレイルセンター)
建物の発注者等の情報
アスレチック施設もありました

随分暗くなってあまり物が見えなくなってしまったので帰る事にします。生き物みたいな奇妙でユニークな建物でした。次があるなら晴れてる日中に訪れたいです。宇宙のミステリアスな雰囲気は、夜の方が断然味わえるように思います。

参考:

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