福岡の古代豪族である宗像氏の墳墓群が新原・奴山古墳群(しんばる・ぬやま こふんぐん)です。作られたのは、5世紀から6世紀末にかけてとみられます。
東西800mに、大小様々な前方後円墳5基、円墳35基、方墳1基が現存しています。
30号墳は前方後円墳とのことです。
奥に見えるのは30号墳です。前方後円墳はヤマト王権とのつながりの強い有力者の墓で、王権のもとで、朝鮮半島への航海や、沖ノ島での祭祀を担い、勢力をガンガン拡大していった古代豪族の宗像氏の威光が垣間見えますね。
34号墳から43号墳まで、道なりに並んでいるようです。
この道を真っすぐ行くと、左側の階段をのぼると「古墳群展望所」があり、駐車場やトイレもあります。
展望所にはガイドのおじさんが数人いて、それぞれが工夫して作成したファイルをもって案内してくれました。かつて古墳に使われていた石が、漬物石に良いとのことで、地域の人たちが持ち去ったりしたため、崩れている部分があるという話は面白かったです。
宗像氏は海洋豪族として、宗像地方と響灘西部から玄界灘全域に至る膨大な海域を支配したそうです。(Wikipediaより)
次の機会には、1号墳と方墳(7号墳)を見たいです。
参考:第 2 次 新原・奴山古墳群 整備計画(PDF)
コメント