津軽ダムは秋にはライトアップするようなのですが、ダム周辺にクマが出没していて、今年の開催はやらないようです。クマの駆除に関しては様々な意見がありますが、環境省などが、各都道府県のクマ類の捕獲数(許可捕獲数)を示しています。
岩木川ダム統合管理事務所は、岩木川上流に位置する浅瀬石川ダム(黒石市)と、津軽ダム(西目屋村)の2つのダムを管理しています。
ベンチが座りやすくいい感じでした。
風が強く、展望台の手すりが笛のような音を出していました。
目的記号
F 洪水調節 出水を調節し、洪水被害を軽減
N 流水の正常な機能の維持 既得取水の安定化・河川環境の保全
A かんがい用水 農業用水を供給
W 水道用水 水道用水を供給
I 工業用水 工場の操業に必要な水を供給
P 発電 水力発電を行う
U 渇水対策 異常渇水時の緊急水の補給
ダム形式
G 重力式コンクリートダム
HG 中空重力式コンクリートダム
A アーチ式コンクリートダム
GA 重力式アーチダム
E アースダム
R ロックフィルダム
MB 可動堰
!通称Sマーク。カヌー競技に活用できるダムという意味のようです。参考:「ダムカード」に「新たなマーク」を追加します~水上スポーツに活用できるダムを PR し水源地域を活性化~ 国交省(PDF)
工事本格化の前に、定礎石をダムの柱の土台として納めました。「定礎」の文字は、吉幾三さんによるものとのこと。
渡されている橋の名前は「白神が故郷橋」
現在の津軽ダムの上流60mの位置に、かつて目屋(めや)ダムがありました。津軽ダムは目屋ダムの機能を維持しつつ、新たに工事を進め作られました。目屋ダム(Wikipedia)は津軽ダム完成の後水没したダムです。
水害対策のため計画された西目ダム建設の際、西目屋村砂子瀬集落と川原平集落で合わせて83戸92世帯が移転する必要がありました。山林や田畑など、沈む地域の補償問題で工事は中断しました。こうした中、下流の受益地の住民たちが、「米一握り運動」という、コメを一握り差し出すという義捐金運動を行ったそうです。”当時のコメの価格は白米10キロで870円であり、教師の初任給が1万円だった(Wikipediaより)”水不足や水害に悩まされていた農家にとって、ダムの建設は悲願でした。自分たちの悲願の為に犠牲となる移転住民に対し報恩と感謝の気持ちを表すための運動でした。こうした運動の後押しもあり、足かけ6年にわたる補償問題は解決したのでした。
管理事務所の駐車場へ向かい、車で下流へ移動します。
tanuの予想では、雪が積もってもシャッターを壊さないための雪国ならではの工夫で、この溝に板を通して雪よけとして機能させるのだろうと言っていました。実際どうなんでしょ。
ちなみに今回もtanuは「すっごいゆれるよ!」と怖がって大騒ぎして、余計に揺れを大きくし自爆していました。
吊り橋のようなのですが、変わっているなと思いました。
右の櫓のようなものはライトアップ用のライトでしょうか。
動画も作ったので、良ければ見てください。
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