東京都の奥多摩町に廃ロープウェイがあると聞き、興味がわいて調べてみました。正式名称は「川野ロープウェイ」と言い、小河内観光開発という会社が運行していたようですが、1962年に運行開始後わずか5年ほどで休止され、以後放置されているそうです。現在は廃墟や心霊が好きな人達が訪れる、観光名所となっているようです。
今回は三頭山口駅を訪れました。川野駐車場に車を停めて、歩いて現地へ向かいます。
最近では減ってきているように思う「便所」表記です。
もし何かあっても連絡が出来ます。
緑に隠されて、駐車場からも駅の建物は見えづらくなっていました。案内の看板などもありません。
コンクリートの階段は始めだけで、ほとんどは足場の悪い土の地面になっています。木の根っこが飛び出ていたり、ガラスの破片が散乱している場所もあるので、しっかりした靴を履いて行った方がいいと思います。
入口の扉は開け放たれ、いかにも廃墟という様子。
電力メーターの跡でしょうか。
建物に入ってすぐにある木製のカウンター。ここで乗車券を販売していたのでしょう。
カウンターの左上にある押釦スイッチ。電線が切れてしまっています。
奥に行ってみます。
奥にはトイレがありました。ここで写真を撮っていると、コウモリが飛んできて驚いて声をあげてしまいました。
駅員さんは居ません。
足元よりも頭上の方が危なそうです。
階段を降りると見える「みとう」号。
50年以上ここに居ます。
残ったガラスは一枚だけ。
しばらく眺めていました。
ところで上の写真の奥の壁見て、何かお気づきになりませんか?
お分かり頂けましたか?
現地に居る時は全く気が付かなかったのですが、戻ってGooglemapで川野駐車場の所を見ていると、投稿されている写真の中に気になるものを見つけたのです。
場所は確かに三頭山口駅のホームですが、奥の壁には微笑む女の子の様な顔が写っています。この写真は2016年4月に投稿されたもののようです。
そしてこれが今回撮影したものです。よく見てみると、確かに女の子の様な顔の形が見えます。2016年4月から約1年半の間に、誰かが女の子を消しに来たということになります。場違いな存在が許せなかったのでしょうか。
そろそろ戻ります。
支えていた相手はもういません。
コメント