【新潟】大間港跡【佐渡島】

大間港跡
大間港跡
大間港跡
大間港跡(GoogleMaps

更新日:2026年1月13日更新
【重要:大間港見学不可のお知らせ】
令和8年1月12日の強風の影響でトラス橋が破損しています。
つきましては、当面の間は見学不可といたします。
見学可能になりましたらお知らせいたします。

佐渡市 より

訪れたのは2024年5月です。見学可能になりましたら、車の場合は少し南にある「相川総合体育館」の臨時駐車場(上の地図の青いP部分)をご利用ください。

大間港
大間港

大間港は鉱石の搬出や石炭の搬入等で利用されていました。

施設配置図
施設配置図
大間火力発電所跡①
大間火力発電所跡①

昭和16年(1940)に完成した大間火力発電所は建設時に4,200kWのタービン2台を備え、最終的に最大出力9,800kWの電力を出力しました。
昭和27年(1952)鉱山の縮小に伴い閉鎖され、翌年に三菱金属鉱業は開発融資による融資買鉱を開始、フィリピンのソリアノ財閥が設立したアトラス鉱業株式会社のトレド銅山へ希望する施設を売却しました。
三菱金属鉱業のトレド鉱山からの買鉱量は銅量で1,176,230トンに達し、トレド鉱山は1994年に操業を停止しました。 

参考:日本の海外銅資源開発の歴史(PDF) より

大間火力発電所跡②
大間火力発電所跡②
大間発電所跡③
大間発電所跡③
滑車のようなものが見えます
滑車のようなものが見えます
大間火力発電所跡④
大間火力発電所跡④
破砕されたレンガのような植木鉢のようなものと敷き藁のようなものが敷いてありました
破砕されたレンガのような植木鉢のようなものと敷き藁のようなものが敷いてありました
海の方角
海の方角
トラス橋
トラス橋
トラス橋とバケット
トラス橋とバケット

以前はトロッコが配置されていたようなのですが、錆びて朽ちたのか撤去されていました。

軌道が通っており、この上までトロッコで運びました
軌道が通っており、この上までトロッコで運びました

トラス橋の下には艀があり、そこに鉱石を積み下ろし、浅瀬の港から艀は曳航されて沖合の船へと運ばれるという流れだったようです。

トラス橋を下から見た所
トラス橋を下から見た所
トラス橋・クレーン台座についての案内板
トラス橋・クレーン台座についての案内板
トラス橋・クレーン台座
トラス橋・クレーン台座

初代のトラス橋は木造だったようです。

クレーン台車
クレーン台車

この上にクレーンを載せて利用しました。台座の部分はたたき工法が使われています。大間港は随所にたたき工法が用いられており、コンクリートが普及する前の建設技術を見ることができます。

三和土(たたき)
 石灰と真砂土に砂や石粉を混ぜた材料で石を貼り合わせる工法。これらの材料に水(場合によっては油)を加えて練り、板や木槌などでたたき締めて硬化させる。

日本埋立浚渫協会 「21世紀に伝えたい『港湾遺産』」より

もふもふクレーン台座
もふもふクレーン台座
クレーン台座内部
クレーン台座内部
稼働中だった頃のクレーン台座
稼働中だった頃のクレーン台座(写真は倉庫前の「旧佐渡鉱山大間港」より)
クレーン台2基
クレーン台2基

クレーン台座は全部で3基ありますが、たたき工法が使われているクレーン台座は2基です。

コンクリートでかさ上げされる前のクレーン台座
コンクリートでかさ上げされる前のクレーン台座

手前の道路や壁等、たたき工法の味わい深い港の様子。たたき工法は複数材料を混合して、叩き固めた人工石で、固化に時間はかかるものの、省エネで丈夫。蓄熱効果があり、材料も自然に還るということで、老朽化したアンコール遺跡の保存修復などにも利用されています。

クレーン台車とローダー橋脚
クレーン台車とローダー橋脚
たたき工法の床
たたき工法の床

突堤はコンクリートになっていますね。

護岸工事の記録
護岸工事の記録
クレーン台座
クレーン台座

突堤にあるクレーン台座は全てコンクリート製で、少し後の時代のもののようです。

ローダー橋脚とたたき工法の護岸
ローダー橋脚とたたき工法の護岸
ローダー橋脚についての説明
ローダー橋脚についての説明
3基のローダー橋脚
3基のローダー橋脚

2基は円錐様で1基は四角いテーパー型のローダー橋脚。

3基まとめて
3基まとめて
四角の風化が激しい
四角の風化が激しい
突堤から見た大間港
突堤から見た大間港
船渠(ドック)
船渠(ドック)
貼ってあった案内板
貼ってあった案内板

ガイダンス施設は「きらりうむ佐渡」の事と思います。(GoogleMaps

船渠正面
船渠正面
船渠中から
船渠中から
船渠から見た右側
船渠から見た右側
船渠裏
船渠裏
船渠横
船渠横
左側の遺構も何なのか気になります
左側の遺構も何なのか気になります
護岸
護岸

この先にレンガ倉庫があったようなのですが、当時は気が付かずこの先に行っていません。惜しい事をしました。

進撃のテトラポッド
進撃のテトラポッド

最初マスランディング(集団座礁)の印象でしたが、むしろテトラポッドの侵攻に見え始めました。奥にコンクリートの広場が見えますね。

行けるようです
行けるようです
浅瀬で岩が多いです
浅瀬で岩が多いです

コンクリート製で岩も多い浅瀬なので、おそらく大間港跡の構造物とは関係ないものかもしれません。

広場から見たローダー橋脚
広場から見たローダー橋脚
水がきれいです
水がきれいです
ドックの正面
ドックの正面
下に降りてみましょう
下に降りてみましょう
たたき工法とコンクリートのハイブリッド
たたき工法とコンクリートのハイブリッド
カニかご発見
カニかご発見
縦と斜めに溝が切ってあります
縦と斜めに溝が切ってあります
どう使い分けてたのでしょうか
どう使い分けてたのでしょうか
もう一つの窪み
もう一つの窪み
周囲の様子
周囲の様子
トラス橋の影
トラス橋の影
内側から海を眺める
内側から海を眺める
ここも水がきれい
ここも水がきれい
あの辺を通ってみましょう
あの辺を通ってみましょう
先ほどの窪みを正面から
先ほどの窪みを正面から
たたき工法の壁
たたき工法の壁

きれいな色合いです。

生えている植物(オニヤブソテツ)
生えている植物(オニヤブソテツ)
ひょうたん型の港
ひょうたん型の港
本来どの位置にいたのか知りたい
本来どの位置にいたのか知りたい
上へ戻ります
上へ戻ります
上から見た所
上から見た所
コンクリート片へのクリア樹脂吹付試験
コンクリート片へのクリア樹脂吹付試験
オシャレベンチ
オシャレベンチ
これは何なのかちょっとわかりませんでした
これは何なのかちょっとわかりませんでした
港内の様子
港内の様子
排水口でしょうか
排水口でしょうか
よくわからない
よくわからない
奥のオレンジの屋根は市営住宅のようです
奥のオレンジの屋根は市営住宅のようです

綺麗な佐渡の海が目の前だなんて、羨ましいですね。

向かいに火力発電所跡が見えます
向かいに火力発電所跡が見えます
倉庫
倉庫
歓迎の看板
歓迎の看板
場所の自己紹介
場所の自己紹介
土木学会選奨土木遺産2015
土木学会選奨土木遺産2015

選奨理由

大間港は「服部長七のたたき工法による護岸で築港され、RC橋脚、鋼トラス・台座などの施設とともに佐渡鉱山を下支えした貴重な土木遺産」であります。 

土木学会推奨土木遺産 より

奥に行って見ましょう
奥に行って見ましょう
訪れたのは2024年5月でした。その年の7月に世界遺産に登録されました。
訪れたのは2024年5月でした。その年の7月に世界遺産に登録されました。
大間港賑やかなりし頃
大間港賑やかなりし頃
額縁と展示方法が良い雰囲気です
額縁と展示方法が良い雰囲気です
配置図
配置図
貴重な写真
貴重な写真
奥にはレンガ倉庫があります
奥にはレンガ倉庫があります
前に回り込んだところ
前に回り込んだところ
隣の倉庫たち
隣の倉庫たち
2棟の間
2棟の間
倉庫群
倉庫群
ここにも少しレンガが残ってます
ここにも少しレンガが残ってます
大きなカラスノエンドウが咲いていましたオオヤハズエンドウかも
大きなカラスノエンドウが咲いていましたオオヤハズエンドウかも

今回は、掘る→精錬する→運び出す。までの一連の施設などを見て周りました。江戸時代から近代までの発展を知れました。とても楽しかったです。

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